• よくある質問
  • プロの一打
  • 朝倉先生の麻雀講座
    • 点数計算 2
    • 点数計算 1
    • 待ち牌理解 2
    • 待ち牌理解 1
    • 牌効率 2
    • 牌効率 1
  • MJ5情報

特集

朝倉先生の麻雀講座

点数計算 2

こんにちはー(*^_^*)
日本プロ麻雀協会の朝倉ゆかりです。

今回はトレーニングモード理論編の点数計算問題の中から、
みなさんの正解率があまり高くなかったものを
いくつかチョイスして解説していきたいと思います。

まずは点数計算の基本式を確認しましょう。

親のロンアガリ・・・[切り上げた符]×4(場ゾロ)×2を翻数分2乗×6
子のロンアガリ・・・[切り上げた符]×4(場ゾロ)×2を翻数分2乗×4
親のツモアガリ・・・[切り上げた符]×4(場ゾロ)×2を翻数分2乗×2
子のツモアガリ(子の支払い)・・・[切り上げた符]×4×2を翻数分2乗
子のツモアガリ(親の支払い)・・・[切り上げた符]×4×2を翻数分2乗×2
10の位を切り上げたものが、それぞれの値となります。

では早速問題です。

役はサンアンコウだけです。
では符を計算してみましょう。
副底で20符に門前のロンアガリなので+10符、
の暗槓で32符、 の暗槓で16符、
そして の暗刻の4符で合計は82符となり、
切り上げて90符となりますね。
では計算式に当てはめてみましょう。

東家・・・90×4×2×2×6=8640→8700点
西家・・・90×4×2×2×4=5760→5800点

となります。
とは言っても、掛け算などが苦手で、
こんな計算できないよという方もいらっしゃると思います。
今回は、そういう方にお勧めの計算方法をご紹介しちゃいます。

それは、
『同じ翻数の50符+あまりの符の点数を足す』
というやり方です。
上記の牌姿で説明すると、
まず2翻の50符の点数は4800点(子3200点)です。
これは比較的覚えやすいですよね?
続いて90−50=40符の点数、3900点(子2600点)を出します。
あとはこの2つを足すと・・・
なんと90符の点数と同じになります。
これなら50符までの点数を暗記していれば、
あとは足し算だけでできますね。

もちろんこの方法はツモでも応用できます。
次の問題でそのことを証明しますね。

役は「チャンタ」「役牌」ですね。
次に符を計算してみましょう。
副底で20符、 の暗槓で32符、 の明槓で16符、
の暗刻で8符、単騎待ちの2符、ツモの2符、
そして役牌の対子に付く2符です。
単騎待ちになった時、
役牌の対子につく2符を忘れがちなので気をつけましょう。
符の合計は82符となり、切り上げて90符となります。
計算をすると、

東家・・・90×4×2×2×2=2880→2900オール
西家(子の支払い)・・・90×4×2×2=1440→1500
西家(親の支払い)・・・90×4×2×2×2=2880→2900

となります。
では先ほどの計算方法でも試してみましょう。
今回はツモアガリですが、やり方はまったく同じです。
2翻50符のツモアガリの1600オール(子800/1600)に、
2翻40符のツモアガリの1300オール(子700/1300)を足せば、
やはり、2900オール(子1500/2900)となり同じ点数になりましたね。

点数計算の基本は「暗記」です。
ですが、難しく考えることはありません。
点数計算自体は、あくまで算数レベルの計算しかしていません。
簡単な暗記に簡単な計算をするだけで、
その暗記する項目は一気に減少します。
点数計算が完璧になればオーラスなどの条件戦にも強くなり、
より一層麻雀が楽しくなりますよ!