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特集

朝倉先生の麻雀講座

牌効率 1

みなさんこんにちは(*^_^*)
日本プロ麻雀協会の朝倉ゆかりです。

今回はトレーニングモード理論編の牌効率問題の中から、
みなさんの正解率があまり高くなかったものを解説していきます。

何を切ったらいいか迷うことって多いですよね?
そんな時の指標として大切なのが牌効率なのです。
しっかりと身に付けたい項目です。

では1問目です。

まずは、何を切ったら一番広そうか?
という牌をピックアップしましょう。
この手牌だと、

といったところでしょう。
では次にその牌を切った時にテンパイする牌を見つけましょう。

・・・
(8種)

・・・
(9種)

・・・
(7種)

そして最後に枚数の確認を行います。
枚数を調べる計算方法は、
「種類×4(枚)−手牌に使用している枚数」です。
では実際に計算してみましょう。

・・・8種×4−5( ×1枚, ×1枚, ×2枚, ×1枚)
=27枚

・・・9種×4−8( ×1枚, ×1枚, ×3枚, ×2枚, ×1枚)
=28枚

・・・7種×4−7( ×3枚, ×1枚, ×2枚, ×1枚)
=21枚

となりました。
つまりこの牌姿では、
が最も牌効率の優れた打牌になります。
この牌姿はくっつきテンパイのイーシャンテンです。
この場合は単純にくっつきの多いパターンを探せばいいわけです。

次の問題はこちらです。

では打牌候補を探してみましょう。
( )、 辺りに絞られそうですね。
ではそれぞれのテンパイ種類と枚数を調べてみましょう。

( ) ・・・
(13種)
⇒13×4−7=45枚

・・・
(15種)
⇒15×4−11=49枚

・・・
(13種)
⇒13×4−9=43枚

よってこの牌姿は 切りがもっとも広いことなります。
実戦ではあまり切れなさそうですね^^;

麻雀は対人ゲーム、
それも同時に3人を相手にするゲームです。
局面局面で打牌は変わってきますが、
常にその大本には牌効率があるのです。
また牌効率に強くなると、
相手がなぜその牌を残したのかを理論的に考えられるようになります。
そうすると手牌読みの力も身につけることができ、
攻守に渡って雀力アップに繋がりますよ。

牌効率はとっつきにくい項目ですが、
雀力アップのために怠ることなく頑張っていきましょう!