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ふみな先生の麻雀講座

このコーナーは大澤ふみな先生が麻雀に関する質問に答えていくコーナーです。

透明リーチ麻雀 2


Q1

リーチが入ったと確信が持てるときってあるのですか?


A1

はっきり言ってしまうと、基本的にそんな時はありません。
前回に記述していたような打牌を相手がしていたからといって、
100%リーチをしているとは限らないのです。
そういう意味では透明リーチ麻雀は仕掛けている相手に対してのケアと
同じものがあります。


Q2

では、あまりリーチがかかってることを意識しなくてもいいんですね?


A2

ところが一概にそうとは言えないんですよね・・・
それがこのルールのもうひとつの特徴でもある
「ロンアガリは2倍の支払い」という点にあります。
不用意に攻めていって放銃は避けたいですよね。
そういう意味では出来る対応はしたほうがいいと思います。


Q3

こちらがリーチをかける時に気を付けることはありますか?


A3

リャンメンや字牌待ちなど、普段かけるリーチはどんどんかけていきましょう。
ひとつ気をつける事は、愚形リーチをかけるのはリスクが高いということです。
こちらがリーチをかけていることに気付いていないので、相手は自己都合で手を作ってきます。
それに対して上がれる見込みの少ないリーチで対抗するのは流石に分が悪いですよね。
微妙なことですが、引っ掛けリーチがあまり意味がないということも覚えておいて損はないですよ。




 

   では例題でリーチ判断の確認をしてみましょう。


Q1

ドラは五萬。子です。
この場合、リーチしますか?

解答
A1

これは通常ダマでもいいと思いますが、この麻雀ではリーチが正解です。


Q2

ドラは五萬。子です。
この場合、リーチしますか?

解答
A2

こちらはいわゆるノミ手ですが、待ちはリャンメンですので臆せずリーチといきましょう。


Q3

ドラは五萬。子です。
この場合、リーチしますか?

解答
A3

ドラが暗刻で高いですが、待ちはあまり良くありません。
とはいえ役がないですし、有効な手変わりも少ないのでこれもリーチで問題ないですよ。


Q4

ドラは五萬。子です。
この場合、リーチしますか?

解答
A4

安くて愚形、これはリーチが不利な条件が揃っていますよね。
リャンメンかシャンポンの変化を待って、中盤過ぎても変わらないようでしたらオリを意識しましょう。


Q5

ドラは五萬。子です。
この場合、リーチしますか?

解答
A5

高くて愚形ですが、この手牌は六ソウ(ポン含む)と
手変わりが非常に多いので、いくら透明リーチ麻雀とはいえ、ダマテンを選択しましょう。


 

注意点のまとめです。

・不用意な放銃を避けるため、いつも以上に相手の捨て牌に注意を払いましょう。(透明リーチ麻雀1を参照
・安くて愚形、高くても手変わりの多い愚形はダマ
・安い場合はオリの判断を早めに!(聴牌料はあまり意識しない)

攻守の面で普段と微妙に感覚が違いますが、
技術の向上にはもってこいのトレーニングですのでがんばりましょう!