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ふみな先生の麻雀講座

2回アガリ麻雀 8


    

今回は安全牌を持ちながら進めるか、
目一杯にして行くのかの判断を勉強しましょう。

安全牌を持つメリットとして

・リーチに一発で放銃するのを防ぐため。
・リーチを受けても自分が押したいときに、無筋を切る枚数を少なくするため。

このようなことがあります。

当然、デメリットは

・受け入れが狭くなる(有効牌の減少)。

ですね。
では具体的に、どんな手牌のときは安全牌を持つのがよいのか?
その辺りを実戦形式で勉強して行きましょう。


Q1

北が二枚切れです。何を切りますか?

東一局0本場 東家 8巡目 原点
ドラ (3) 二三四(34678)4478北 ツモ8

解答
A1

イーシャンテンに受け入れが広くなる八ソウをツモってきました。
八ソウをツモ切れば平和が確定し、六ソウ九ソウ待ちが残ったときに出やすくなりそうですよね。
しかし、四ソウ八ソウ引きでもタンヤオが確定し、仕掛けもできるこの形で安牌を持っておくのは もったいないです!
このくらいの形なら北を切ってしまいましょう。


Q2

北が二枚切れです。何を切りますか?

東一局0本場 南家 7巡目 原点
ドラ 三 三四四五六七(44789)3北 ツモ4

解答
A2

北を切ればシャンポンの受け入れも残るイーシャンテンになります。
しかし今回は四萬四ピン引きの聴牌では平和が消えドラを切らなくてはいけなくなり、2重にパワーダウンしてしまいます。
危険なドラ側を持ってまで受け入れを広くする必要はなさそうですね。


Q3

北が二枚切れです。何を切りますか?

東三局0本場 北家 9巡目 28000点(+8000点)のトップ目
ドラ (9) 五六七(899)3478北中中 ツモ9

解答
A3

通常ならば北を切ってペン七ピンの受け入れも残しておくべきでしょう。
でも、七ピンを引いたらリーチをしたくなりますよね?
現状トップ目なので、出来ればリーチを控えたいところです。
ここは北を残し、中頼りの受け気味の手牌構成で行くのがよいと思います。


Q4

北が二枚切れです。何を切りますか?

東三局0本場 東家 10巡目 16000点(-4000点)の三着目
ドラ 6 一一(234)23677南南北 ツモ南

解答
A4

ドラが出ないように先に七ソウを切っておきますか?
いえいえ、この状況は北を切りましょう。
フラットな状況なら七ソウの先切りも有効だと思います。
しかし、三着目の親番で終盤にさしかかろうとしているこの状況で4枚のロスは大きいです。
また、他家の攻撃に降りたいときも南で凌げるというのもポイントです。


    

それでは、安全牌を残す状況を簡潔にまとめてみましょう。

①目一杯にしても打点が低下し、その牌自体の危険度も高い場合。
②現状のリードを守りたい場合。
③終盤で全員に守備的に対応できる牌(字牌のトイツ以上、全員の共通安全牌etc・・)がない場合。

序盤は目一杯に受け、後半に手牌が整ってきたときに
必要に応じて安全牌を持つ、
そのバランス感覚を自分なりに習得して行けるようがんばりましょう!