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今回は、自分から見えている情報を元に山に残っている牌や
相手の手牌を推測するという、ちょっとレベルの高い勉強をして行きたいと思います。
みなさん、しっかり付いてきてくださいね。麻雀で見えている情報とは大きく分けると二つあります。
一つは自分の手牌です。
そしてもう一つが捨て牌(河)です。まずは簡単なところで、自分の手牌からわかる情報を整理するところから始めましょう。

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例えばこんな配牌をもらったとしましょう。
例1
これによって得られる情報をまとめてみましょう。
・イーシャンテンなので、おそらく他家より聴牌するのは早い。
・ドラと赤が自分にすべてあるので相手は手役が絡まない限り安い手になりやすい。
・がカンツなので
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、
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のリャンメン待ちとカン
、
カン待ちを相手は作れない。
この手牌でわかることはこんなところでしょうか。

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では今度の配牌ではどうでしょうか?
例2
この手牌でわかることは・・・特にないですね(笑)
通常、例1のような配牌をもらうことはめったにないです。
かと言って例2の配牌では特に情報は得られません。
そこで必要になってくるのが「捨て牌」による情報なのです。基本的に麻雀はアガるための手順を追うように進めて行きます。
つまり、相手の打牌にはその手順を追うための意思が含まれるわけです。例えば、下記のような捨て牌でリーチが入りました。
※すべて手出しとします。この時、自分も
か
か
を切ると聴牌を取れるとします。
を切った後に安牌の
を残しているということは、
が必要だったため残してあるはずなのでその周りが危険になります。
となるとを切るのが比較的安全ということがわかりますね。
これを突き詰めて行くことにより、河の情報や相手の手出しツモ切りから相手が持っている牌・いない牌の予想をつけるのです。

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ポイント.序盤に切られた数牌の内側は持たれている可能性が少ない。
序盤はみんな当然いらない牌から切っていきますよね。
通常の手組みならば、メンツとして使いにくい字牌や端にかかる数牌を切って行くはずです。
そんな序盤の切り出しから、相手が持っていない牌を想定することが出来ます。一打目に
が切られました。
つまり相手はがメンツに絡んでいないと予想できます。
一打目にが切られていて
が手の内にあるパターンは
このようなパターンくらいでしょう。
しかも上記のパターンで切られた場合、相手はかなり手が整っていることが多いので、レアケースでしょう。これは
が切られたときも同じことが言えます。
しかもの場合は、その外側も使われていないことがほとんどです。
とパターンは少ないと思います。

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相手が持っている牌、いない牌を推測しその読みの精度が上がれば、必然的に自分の手組みに有効に生かすことが出来ます。
ターツ選択・くっつき選択・待ち選択etc・・・
山にいそうな牌、相手が使えなそうな牌を手牌・河・切り出しでイメージしながら打つことが上級者になるための条件ですよ。