特集

ふみな先生の麻雀講座

リャンシバ麻雀 4


 

今回は手役の方針決めについて学んでいきましょう。
リャンハン縛りということを強く意識してみてくださいね。


Q1

好形のイーシャンテンになりました。何を切りますか?

東一局0本場 東家 7巡目 原点

解答
A1

受け入れ枚数は七萬切りと二ソウ切りとも同じ枚数ですが、
聴牌に必ず平和がつくように二ソウを切りましょう。
先に二ソウを切っておくと、一ソウ四ソウ待ちでリーチしたときに一ソウ
出やすくなるという利点もありますよね。


Q2

先ほどと若干似ていますが、こちらは何を切りますか?

東一局0本場 東家 7巡目 原点

解答
A2

こちらは役牌を生かせる手組みにするのが正解なので、七萬を切りましょう。
ツモ中四萬で確定リャンハンリーチが打てますね。
先に一ソウ四ソウを引いたときには、確定リャンハンにするカン四萬待ち・ツモにかける一萬四萬待ち・
中の出上がりが利く五萬中待ちの選択が出来るのも魅力的です。


Q3

役無しになりそうなイーシャンテンに八ピンを持ってきました。
何を切りますか?

東二局0本場 北家 6巡目 原点の2着目

解答
A3

三萬六萬を切って受け入れを広くするのもいつもなら問題ないのですが、
ツモ七ピンではリーチしてツモ上がり限定になってしまいます。
それよりもマンズが伸びたときに白を落として平和やタンヤオを狙えるようにしておきましょう。
先に八ピンを引いた場合はツモ限定のリーチ、一ピンもツモと白の出上がり限定リーチ。
でもツモ四ピン白を切って聴牌取らずと方針を決めておきましょう。


Q4

今度はこんなイーシャンテンです。何を切りましょうか?

東三局0本場 西家 5巡目 23900点(+3900)のトップ目 

解答
A4

普段ならドラを使い切る九萬やドラと一通の両天秤の四ソウ八ソウが良いと思いますが、
リャンシバ麻雀ならば、ここは思い切ってドラの六萬を切りましょう。
役牌が頭のため平和の複合が出来ません。
なのでマンズの部分は一通で固定して、ソウズの部分に融通を利かせましょう。
いくらドラドラでも、上がれない聴牌では宝の持ちぐされですよ。


       

今回は主にリーチにプラス1翻をつけるための技術の勉強をしてきました。
手頃な1翻役は、やはり麻雀の基本3役「タンヤオ」「平和」「役牌」なのです。

どんなプロスポーツ選手も基本的な練習をいつまでも欠かさないように、
たとえ上級者になっても、基本を忘れてはいけないということです。