特集

ふみな先生の麻雀講座

リャンシバ麻雀 6


 

前回に引き続き、鳴きとメンゼンの判断の勉強をしていきましょう。
今回は意識していないと気付きにくい、特殊な鳴きについてレクチャーしますね。


Q1

下記の形で聴牌をしています。
リーチしますか?それともダマにしますか?

ドラ9 二三四六六123456(24)

解答
A1

役無しのカンチャンなので流石にダマですね。
自力で四ソウ七ソウ五ピンを引ければ問題ないですが、その他にもリャンハンを満たせる方法があります。
そうです!四ソウ七ソウをチーしましょう。
五ソウ六ソウでさらして一ソウを切れば、これだけでタンヤオと三色が増え上がれるようになります。
食い替えが出来ないMJルールでは、四ソウが出たとき二ソウ三ソウでさらさないように注意しましょう。
聴牌したからといって、ただ手変わりを待っていればいいというものではありませんよ。


Q2

今度も聴牌しています。
現状カンチャンですが、すぐに手変わりしそうな手牌ですね。
どう考えて打っていきますか?

ドラ(4) 一三四五六345r(345)中中

解答
A2

メンゼンで進めて三色を見るのもいいでしょう。
しかし、中をポンすればその時点でリャンハンになり打点も充分です。

ドラがない場合はメンゼンで進めて勝負手に仕上げるのもいいと思います。


Q3

今度は苦しい形のイーシャンです。
メンゼンで打っていきますか?それとも鳴きを考えながら打っていきますか?

ドラ北 一二三七八九12(23489)

解答
A3

これは一ピンを引かない限り、メンゼンで進めてもリャンハンを付けるのは難しそうです。
だったらいっそのこと、鳴いてしまいましょう!
上家から一ピンが出たらチーをして八ピンを切ってみましょう。

ドラ北 一二三七八九12(49) チー(123)

上の形と下の形、どっちがリャンシバ麻雀で上がれそうな手牌ですか?
当然下ですよね。
三色がほぼ確定しているので、あとは頭を一九字牌で作ればリャンハンを満たせます。

最初の形に三ソウが出た場合に仕掛けるのもオススメです。
ただしその場合聴牌にとらないで打四ピンとするのを忘れないでください。

ドラ北 一二三七八九(2349) チー312

ドラ北 一二三七八九(2389) チー312

上の形で一ピンが出た場合チーしても打四ピンと出来ないので、そこでリャンハンを満たす聴牌が取れません。
下の形ならチーした瞬間に上がれる聴牌が組めますよね。


 

聴牌から聴牌、イーシャンテンからイーシャンテンとシャンテン数の変わらない鳴き
でも手役をつけるために必要な鳴きもあることを覚えておきましょう。