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ふみな先生の麻雀講座

2回アガリ麻雀 7


    

2回アガリ麻雀で一番大切なことは「誰よりも早くアガる」ことです。
では、次に大切なことはなんだと思いますか?

それは「誰にもアガらせない」ことです。

2回アガリ麻雀では、誰かが2回アガった時点でその人の勝ちになります。
2位以下の順位はその時の持ち点で決まります。
自分がアガれそうにない・・・そんな時に出来ることは相手にアガらせないようにする。
そして自分の持ち点を減らさないようにすることです。

今回は、相手のアガリを遅らせるための技術「絞り」について勉強しましょう。


    

東一局0本場 西家 1巡目 原点

ドラ(4) 一三四五六345r(345)中中

こんな配牌をもらったとします。

この配牌でアガるのは、ちょっと難しそうですよね?
こんな時は字牌を絞って打つのがオススメです。
二萬五萬九萬四ピンなどを切り、少し様子を見ていくのです。

ツモがよくドラを引いたり残した牌にくっついたりしたら徐々に字牌を処理していきます。
例えばツモが白四萬三ピン六ソウなどと来た場合は、素直に字牌を切っていきましょう。
鳴かれても十分戦えますしね。

しかしツモが一萬八萬一ピン發などと来る場合には、無理に手を作りに行かず字牌を温存するのがいいでしょう。

次に、字牌の絞りをとるか手牌の伸びをとるか。
その判断の勉強をしていきましょう。


    

東一局0本場 北家 8巡目 原点

ドラ(4) 一三四五六345r(345)中中

この形の場合、ほとんどの方が悩むことなく東を切ると思います。

では、下家の親が一萬二萬三萬でチーしていて、マンズを1枚も切っていないとしたらどうしますか?
その場合六ピンを1枚切り役牌を絞ってみるのがいいと思います。

東を切って鳴かれた場合は相手の手を進行させてしまい、逆に自分の手を苦しめることになるかもしれません。

では同じ状況で下記の手牌の場合はどうしますか?


    

東一局0本場 北家 8巡目 原点

ドラ(4) 一三四五六345r(345)中中

これは先ほどとは違い、ポンできる牌が場に出やすそうですよね。
このくらいの形ならとことん勝負してみましょう。


    

役牌を絞れば他家の進行を遅らせることができます。
しかし、その代償として自分の受け入れを減らすことになります。
自分がアガるために手広く受けるか・・・
相手にアガらせないように絞るか・・・
この判断は上級者でも頭を悩ますケースが多いです。
これは経験を積んで、自分なりのバランスを見つけるのが一番です。